高速道路の深夜割引、また延期!

皆さん、こんにちは! 新緑が眩しい季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
さて、2025年7月に予定されていた高速道路の深夜割引の見直しが、再び延期されることになりました。 物流業界にとっても重要な制度変更だっただけに、今回の延期には複雑な思いを抱いている方も多いのではないでしょうか。
深夜割引の見直しとは?
これまでの深夜割引は、午前0時~午前4時の間に通行すると、通行料金が3割引になる制度でした。 しかし、「時間調整のための路肩停車が問題だ」という声を受け、午後10時~翌5時に拡大する代わりに、適用時間帯の走行分だけが割引対象になるという変更が予定されていました。
延期の理由は?
今回の延期の理由は、ETCシステム障害です。 2025年4月にNEXCO中日本管内で広域的なETCシステム障害が発生したため、システム整備が遅れ、7月からの運用が困難になったとのこと。
この見直し、実質値上げでは?
割引時間帯を拡大すると聞くと「便利になるのでは?」と思うかもしれませんが、実は実質値上げの可能性が高いです。 従来の制度では、深夜割引時間帯に少しでも通行すれば全区間に割引が適用されましたが、新制度では適用時間帯の走行分のみが割引対象。 つまり、長距離を走るトラックほど割引の恩恵が減る仕組みになってしまうのです。
物流業界にとってはコスト負担が増え、運送業者やドライバーにとっても厳しい変更となるでしょう。 深夜割引を縮小するのではなく、終日型の割引制度を導入して、時間帯に関係なく一定の割引を適用する方が合理的ではないでしょうか。
一般車両と事業用車両の区別を!
物流業界は経済活動を支える重要な役割を担っています。 そのため、一般車両と事業用車両を同じ割引制度で扱うのは不公平です。
事業用車両には、より優遇された割引制度を設けることで業界全体の負担を軽減し、物流コストの安定化につなげるべきではないでしょうか。
今後の動向に注目
深夜割引の見直しは、利用者にとって大きな影響を及ぼす制度変更です。 今回の延期を機に、より公平で合理的な割引制度の導入が検討されることを期待したいですね。
中京商運では、物流業界の動向を注視しながら、安全・確実な輸送を提供してまいります。 今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます!
株式会社中京商運